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アコヤ真珠とは?本真珠や淡水パールとの違いや見分け方まで徹底解説

真珠とダイヤのネックレス

アコヤ真珠は、その美しい光沢と繊細な色合いで世界中のジュエリー愛好家に愛されています。しかし、「アコヤ真珠とは何か?」「本真珠や淡水パールとはどう違うの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。特に、真珠を購入する際には品質や価値の違いを知っておくことが重要です。間違った選び方をすると、期待していた輝きや品質を得られないこともあります。

この記事では、アコヤ真珠の特徴や他の真珠との違い、見分け方を徹底解説します。さらに、お手入れ方法や資産価値についてもまとめています。アコヤ真珠の魅力を理解し、後悔のない購入・売却に役立ててください。

アコヤ真珠とは?

2重のパールネックレス

アコヤ真珠は、主に日本の海で育まれる高品質な真珠で、その美しい光沢と上品な色合いが特徴です。この記事では、アコヤ真珠の主な特徴についてわかりやすくご紹介します。

美しい光沢(テリ)が特徴

アコヤ真珠の最大の魅力は、その美しい光沢(テリ)です。テリとは、真珠層に光が反射・屈折・干渉することで生まれる、表面の輝きのことを指します。光沢が美しいアコヤ真珠ほど、鮮やかで奥行きのある輝きを放ちます。特に高品質なものは、表面が滑らかでクリアな反射を持ち、照り返しがはっきりと見えるほどです。

逆に、テリが弱い真珠は、曇ったように見え、ぼんやりとした印象になります。アコヤ真珠の光沢は、養殖の環境や真珠層の厚み、母貝の健康状態によって左右されます。水質のよい環境で丁寧に育てられた真珠は、より美しいテリを持つ点が大きな魅力です。アコヤ真珠のテリの美しさは、その品質を決定する重要な要素のひとつです。

サイズは7〜8mmが主流

アコヤ真珠のサイズは、5〜9mm程度まで幅広く存在しますが、特に7〜8mmのものが多く流通していますこのサイズは、フォーマルなシーンや日常使いのアクセサリーとしてバランスがよく、扱いやすいため人気があります。5〜6mmの小粒なアコヤ真珠は、可憐で繊細な印象を与えるため、若い女性やカジュアルなシーンでの使用に適しています。

一方、8mm以上のものは存在感が増し、華やかさや上品さが引き立つ点が魅力です。10mmを超えるアコヤ真珠も存在しますが、養殖できる確率が低いため希少価値が高く、高額で取引される傾向があります。

産地は三重県・長崎県・愛媛県が主流

アコヤ真珠は日本各地で養殖されていますが、特に有名な産地として三重県・長崎県・愛媛県などが挙げられます。三重県の伊勢志摩は、日本における真珠養殖発祥の地であり、現在も高品質なアコヤ真珠の一大生産地です三重県産のアコヤ真珠は、特に光沢が強く、透明感のある輝きを持つ点が魅力です。白色系の真珠が多く、フォーマルなジュエリーに適しています。

長崎県は、日本国内でも特にアコヤ真珠の生産量が多い地域のひとつです。対馬や壱岐で養殖された真珠は、独特のピンクがかった色合いや、深みのある光沢が特徴です。特にナチュラルカラーのアコヤ真珠が多く、華やかな印象を与えます

愛媛県もアコヤ真珠の主要な産地のひとつで、特に宇和島市周辺が知られています。この地域のアコヤ真珠は、クリーム色やゴールド系の色合いが特徴。日常使いのジュエリーとしても人気があります。

アコヤ真珠と他の真珠との違い

真珠ブレスレットと真珠ピアス

アコヤ真珠は、他の真珠と比較すると、そのサイズや色調、光沢に独自の魅力があります。さらに、産地や養殖方法にも違いがあり、それぞれに個性が見られます。

アコヤ真珠と本真珠との違い

本真珠とは、人工的に作られた真珠ではなく、天然か養殖かを問わず真珠層が形成された真珠全般を指します。アコヤ真珠は、日本で主に養殖されている本真珠の一種です。ただし、本真珠という言葉はアコヤ真珠以外の種類も含むため、購入時には注意が必要です。アコヤ真珠を正確に選びたい場合は、「アコヤ真珠」と明記された商品、あるいは店頭で産地や種類を確認することをおすすめします

アコヤ真珠と南洋真珠との違い

アコヤ真珠は、一般的に7〜8mm程度のサイズが主流です。対して、南洋真珠は10〜15mmほどの大粒が多く、20mmを超えるサイズは非常に珍しく、高い希少価値があります。

アコヤ真珠はホワイトやクリーム色を中心に、ピンクやシルバー系の輝きを持つものも多く見られます。一方、南洋真珠は白蝶貝から採れるホワイトやゴールド、黒蝶貝から採れるブラックなど、豊富なカラーバリエーションが魅力です。

アコヤ真珠は繊細で上品な光沢を持ち、南洋真珠は深みのあるリッチな輝きが特徴ですこれらの違いにより、アコヤ真珠はフォーマルな場面で使われることが多く、南洋真珠は存在感のあるジュエリーとして人気があります。

アコヤ真珠と花珠真珠との違い

花珠真珠は、アコヤ真珠の中でも特に品質が高いものを指す言葉です光沢(テリ)・巻き・キズ・形などの厳格な基準を満たすものが花珠真珠と呼ばれます。

強く鮮明な光沢があり、真珠層の巻きの厚みが十分であること、表面に目立つキズがなく真円に近いことなど、いくつもの基準をクリアしたアコヤ真珠のみが花珠真珠として認められます。花珠真珠はアコヤ真珠の中でも特に評価が高く、市場でも高値で取引されることが多い高級品です

アコヤ真珠と淡水パールとの違い

アコヤ真珠は日本の海水で育つアコヤ貝から採れる真珠です。淡水パールは、湖や川などの淡水で育つイケチョウガイなどから採れる真珠で、主に中国で生産されています。

淡水パールはひとつの貝から複数の真珠が採れるため、形状が一定でなく不揃いなものが一般的ですサイズは小ぶりで、色合いもさまざまで、比較的手頃な価格で提供されており、カジュアルに使いやすい点が人気を集めています。

一方、アコヤ真珠は1つの貝から1粒の真珠しか採れないため品質が安定しやすく、美しい光沢と均一な形状が魅力ですそのため、フォーマルなシーンでも使いやすく、多くの支持を集めています。

アコヤ真珠の本物と偽物の見分け方

考え事をする女性

アコヤ真珠は、その美しい光沢と高い品質で知られていますが、市場には模造品も存在します本物と偽物を見分けるには、ブラックライトを使用する方法と、真珠の穴の断面を観察する方法がよく知られています。

本物の真珠は紫外線を吸収し、目に見える光を放つ「蛍光性」を持つものが多く、ブラックライトを当てると青白く光るのが特徴です。一方、模造品はこの蛍光性がないため、光らないか、異なる色に光ることがあります。

また、真珠に開けられた穴の断面を観察することで、真珠層の構造を確認できます。本物の真珠は、真珠層が均一で滑らかに見えますが、模造品は層が不均一だったり、芯が見えたりすることがあります。この方法は、ルーペなどの拡大鏡を使用することで、より正確な判別が可能です。

ただし、いずれの方法も素人には判断が難しいため、完全な見分け方とはいえません。高価な真珠を購入する場合は、専門家や信頼できる宝石店に鑑定を依頼するのが安心です。

良質なアコヤ真珠の基準

ダミアーニ パール リング WG 13.2g

アコヤ真珠の品質を評価する際、光沢(テリ)・巻き(真珠層の厚さ)・形(真円度)が重要な基準となります。これらの3つの基準に注目して真珠を選ぶことが、満足のいく購入につながります。

光沢(テリ)

アコヤ真珠の美しさは、光沢の良し悪しによって大きく左右されます。高品質なアコヤ真珠は、鏡のようなはっきりとした反射があり、独特のテリが特徴です。この光沢は、真珠層の構造と厚みによって生まれ、真珠層が厚いほど深みのある輝きを放ちます。

一方、光沢が鈍い真珠は品質が劣るとされ、市場価値も下がるため注意が必要です。

巻き(真珠層の厚さ)

巻きとは、核となるビーズを覆う真珠層の厚さのことです。真珠層が厚いほど耐久性が高く、美しい光沢も長持ちします。一般的に、アコヤ真珠の真珠層は0.3mm以上が良質とされ、0.4mm以上あれば高品質とされます。

巻きが薄い真珠は、光沢が乏しく、劣化もしやすいため、選ぶ際には注意しましょう。

形(真円度)

真珠の形状も品質評価の重要なポイントのひとつです。特に、真円度の高いものは希少価値があり、高く評価されます。完全な真円に近いほど、ネックレスやピアスなどのジュエリーとして人気が高まります。

ただし、バロックパールと呼ばれる個性的な形状の真珠もあり、その独特なフォルムを魅力として選ばれることも少なくありません。

アコヤ真珠の値段

パールネックレスと一万円札

アコヤ真珠の価格は、サイズ・品質・産地・用途によって大きく異なります。数千円台のアクセサリーから100万円を超えるハイグレード品まで幅広く、購入の際は目的に合った価格帯を選ぶことが大切です。

例えば、一般的なアコヤ真珠のネックレスの場合、小さめでバロックタイプの真珠であれば、1万円前後で購入できることがあります。光沢がよく、巻きが厚い高品質なものでは、数万円程度が相場です。8mm〜9mmの中サイズになると、品質によっては10万円前後から数十万円に達することもあります。

10mm以上の大粒アコヤ真珠は非常に希少で、品質やブランド次第では30万円以上、場合によっては100万円を超えることもあります高級ブランドのネックレスやイヤリングでは、加工の精度やブランド力により価格がさらに上がる傾向にあります。特に、オーダーメイドのアクセサリーやハイブランド品では、数十万円〜数百万円の価格帯が一般的です。

※金額はあくまで目安です。実際の価格は販売店にお問い合わせください。

アコヤ真珠は資産価値がある?投資としての可能性

ブルガリ 真珠(パール) リング

アコヤ真珠は、その希少性や美しさから高い価値を持ちます。しかし、資産運用を目的として保有する場合は、その特性を十分に理解することが重要です。資産価値が高い一方で、市場価格は一定ではなく変動要因も多いことを覚えておきましょう。

アコヤ真珠の価格は、品質やサイズ、光沢、巻きの厚さといった要素によって大きく変動します。特に大粒で高品質なものは希少価値が高く、市場では高値で取引されることもあります。

真珠は、保管環境によって経年劣化する可能性があるため、長期保有を前提とする資産とするには、適切なお手入れを行うことが大切です。

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

アコヤ真珠を長期的な資産として保有するのもよい選択ですが、使っていないようであれば、適切なタイミングで売却する判断も大切です。特に最近では、冠婚葬祭用のフォーマルパールに限らず、高品質なアコヤ真珠そのものへの需要が高まりつつあります。
「おたからや」では、アコヤ真珠の買取を積極的に行っており、サイズや照り、巻きの厚さなどを丁寧に査定し、その価値を正当に評価しています。売却をお考えの方は、ぜひ一度「おたからや」へご相談ください。

 

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用途別のおすすめアコヤ真珠

アコヤ真珠はその美しさからさまざまな用途に適しており、使用シーンによって選ぶべき真珠が異なりますまず、冠婚葬祭用には、高品質なアコヤ真珠を選びましょう。結婚式では、真珠の輝きが重要視されるため、白色で光沢が強くテリのよい真珠が求められます。葬儀など弔事では、控えめな光沢で落ち着いた印象の真珠を選ぶとよいでしょう。

カジュアルな日常使いには、少し小ぶりでお手頃価格のアコヤ真珠が適しています光沢がありつつも、派手すぎないサイズが日常使いにはぴったりです。イヤリングやネックレスとしてコーディネートすれば、シンプルでありながら上品な印象を演出できます。

 

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アコヤ真珠のお手入れ方法と長持ちさせるコツ

花のダイヤモンドがついた真珠ネックレス

アコヤ真珠はその美しい輝きを長く保つために、適切なお手入れが不可欠です。真珠を長持ちさせるには、保管方法や日常的に気をつけたいポイント、くすみや汚れの落とし方を知っておくことが大切です。

こうしたケアを実践することで、真珠の美しさを維持し、その価値を保つことにつながります。

直射日光や高温多湿を避けて保管する

アコヤ真珠は乾燥に弱く湿度に敏感なため、適切に保管しなければなりません。真珠は直射日光や高温多湿の場所を避け、風通しのよい場所に保管するのが理想的です。柔らかい布に包み、専用のジュエリーボックスに入れて保管すると安心です。

アコヤ真珠同士が触れ合わないように、他のアクセサリーと一緒に保管するのは避けましょう保管方法をしっかりと守ることで、長期間にわたって美しい状態を維持できます。

化粧品や汗に注意する

化粧品や香水をつけたあとに真珠に触れると、化学物質が真珠の表面にダメージを与える可能性があります。そのため、真珠のアクセサリーが化粧品や香水に触れないよう注意が必要です。日焼け止めも真珠に悪影響を与えることがあるため、首や耳に塗る際には十分に気をつけましょう。

また、汗や水分も真珠にとってはダメージの原因となるため、汗をかくシーンでは外しておくことをおすすめします汗が付着した場合は、できるだけ早く柔らかい布で拭き取りましょう。汗をかいた自覚がなくても、わずかな汗や汚れが付着していることがあるため、使用後は毎回布で軽く拭くことを習慣づけると安心です。

くすみや汚れは優しく取り除く

アコヤ真珠がくすんできた場合は、まず柔らかい布で軽く拭き、表面に付いたホコリや汚れを取り除きましょう。真珠は水に弱いため、浸水は避けてください。お手入れの最後には、乾いた布でしっかりと水分を拭き取ることが大切です

くすみがひどくなった場合は、真珠に適したクリーニングサービスに依頼するのも一つの方法です。また、くすみがつかないように、真珠を使用したあとはすぐに拭き取る習慣をつけると、きれいな状態を保ちやすくなります。

まとめ

アコヤ真珠の魅力は、光沢(テリ)や巻きの厚さ、形の美しさにあります。用途に応じて、フォーマル用やカジュアル用まで幅広く選ぶことができるのも特徴です。また、正しいお手入れと保管を行えば、その美しさを長く保てます。購入時には品質を見極める目だけでなく、信頼できる販売店や鑑別書付きの商品を選ぶことが重要です。

正しく手入れをすれば、アコヤ真珠は一生ものとして長く愛用することが可能です。さらに、希少価値の高い真珠には高額な査定がつくこともあり、将来的に売却できる資産としての魅力もあります。

「おたからや」での「真珠」の参考買取価格

ここでは、ネックレスやリングを例に、「おたからや」での「真珠」の参考買取価格の一部を紹介します。

モデル名 参考買取価格
ミキモト 真珠(パール) ネックレス ¥487,000
タサキ 真珠(ゴールデンパール) ネックレス ¥407,000
ティファニー バイザヤード 真珠(パール) ネックレス ¥306,000
ブルガリ パッソドッピオ 真珠(パール) リング ¥294,000
タサキ ゴールデン真珠(パール) リング ¥289,000
タサキ バランスネオ 真珠(パール) ネックレス ¥174,000
ブルガリ 真珠(パール) リング ¥174,000

※状態や付属品の有無、時期によって買取価格が異なりますので詳細はお問い合わせください。

真珠の品質は、査定額に直接影響します。​特に、光沢(テリ)・巻き(真珠層の厚さ)・形状(真円度)・サイズ・色合い・エクボ(表面の傷や凹み)の有無が評価基準です。​

 

  • おたからや査定員のコメント
岩松

一般的に、真珠は直径が大きいほど希少価値が高く、高額で取引される傾向があります。アコヤ真珠の場合、サイズは通常約2.5〜10mm程度で、10mmを超えるものは非常に希少です。なお、日本国内ではピンクやホワイト系などの柔らかい色味が、特に高く評価されやすい傾向にあります。
査定では、真珠の産地・養殖方法・製品の使用感なども買取金額に影響を与える重要なポイントです。さらに、鑑別書や保証書といった付属書類がそろっていれば信頼性が高まり、査定額が上がる可能性もあります。

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